くらその皮ふ科クリニック 女性皮膚科医(女医)|一般皮膚科|漢方

tel.011-612-0312

くらそのブログ

アレルギー性の病気について
2018年6月5日

皆様、こんにちは。
花粉が飛んでたくさんの皆さまが皮膚・目のかゆみや鼻水で悩んでいませんでしょうか?
私も実はそのひとりです。
「なんかの花粉症かなぁ?」と思われている方も多くいることでしょう。

実はアレルギー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎(花粉症含む)・アレルギー性結膜炎は同じ原因でなることが多いのです。
ではアレルギーの症状はなんでしょうか?
一言でずばり申し上げるとそれは「かゆいよー」ということです。
その上、鼻水などの症状も出ます。
のどがアレルギー症状を起こすとのどがかゆくなる方と痛くなる(いがいがする)方にわかれます。
一度アレルギーが起きてしまうと、ひっきりなしに皮膚をぼりぼり掻いたり、目をこすりすぎてしょぼしょぼしたり、鼻水が絶えず出てくるので非常に嫌な気持ちになりますね。
学業や仕事など日常生活に支障をきたすこともあると思います。

私は「自分はなんのアレルギーなのか?」を知っておくのは非常に大事なことだと思っています。
アレルギーの検査は採血して血液検査でわかります。
花粉やハウスダスト、カビや動物の毛などの「吸入系」と言われるものと、さまざまな食べ物の「食物系」に分けて検査することも可能です。
現在では最大41種類のアレルゲンを、一度の採血で検査することが可能です。
なぜ「自分のアレルギーを知っておく」ことが大事なのでしょうか?
それは簡単な答えですが、「知っていれば予防できるから」です。
花粉などのアレルギーは花粉が飛び始める前に注射薬を打っておくことで予防できますし、食べ物は避けることや漢方薬で体質改善することができます。
「アレルギーは治らない」と諦める前にきちんと自分のアレルギーについて知ってみませんか?